■排卵障害
卵が育たなかったり育ってもうまく排卵しない状態をいい、女性が原因の不妊の約1/4を占めています。
■卵管障害
先天的に卵管が狭かったり、炎症を起こしたなど、なんらかの原因で卵管が詰まったり、卵管周囲に癒着が起きた状態のこと。
■着床障害
受精卵が子宮にたどり着き、やっと着地できて根づこうとする時期になんらかのトラブルがあって根づく
ことができない障害。
■子宮頚管不全
排卵期に分泌される粘液の量が少なかったり、性状が悪いため、精子が進入できない状態。
■機能性不妊
検査をしても夫婦双方どこにも悪いところがないのに、なかなか妊娠しない状態。
ただし、原因がないのではなく、現在の医療技術では原因がみつからない場合もそう呼ぶ。
■子宮内膜症
子宮内膜が本来の場所以外の筋層や卵巣、卵管、直腸、腹腔内に飛び火し、増殖や
薄利、出血を繰り返す病気。
癒着のため卵管が狭くなったり、卵巣に内膜症ができて月経時に少しずつ血液がたまり、大きく腫れあがる
チョコレート嚢腫になることもある。この場合、卵胞の発育が悪くなってしまう。
■高プロラクチン血症
母乳を分泌するプロラクチンというホルモンが高いため、排卵が起こりにくくなる
状態。受精卵の着床に影響を与えることもある。
■多嚢胞性卵巣症候群
ある程度の大きさ以上に卵胞が育たず、排卵が起きずに卵巣に蓄積される状態。
■クラミジア感染症
クラミジア・トラコマチスという細菌とウィルスの中間の大きさの微生物に感染
しておこる、性感染症の一種。卵管障害を招く恐れが高い。
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