◇この色の字は私の体験です。 子宮内膜症とは? 子宮内膜症とは、子宮内膜によく似た組織が子宮以外の場所に発生し、機能している状態 のことを言います。 通常の子宮内膜と同じく女性ホルモンに反応するので、生理周期に合わせて増殖や出血を 繰り返します。 機能することによってさまざまな物質が生み出され、それが痛みや不妊につながっていると 言われています。 子宮内膜症が発生しやすい場所は、卵巣・ダグラス窩・膀胱子宮窩など、たくさんあります。 なかでも卵巣にできる子宮内膜症の事をチョコレート嚢腫といいます。 ◇卵巣チョコレート嚢腫が1番大きな病変でした。特に右の卵巣にできたものが大きくて卵胞 が育ちにくい、質が悪い状態が続いていました。 子宮内膜症の症状は? 1番よく見られるのが生理痛です。 特に年齢を重ねるごとにひどくなっている場合、子宮内膜症の可能性を考える必要がありま す。 他にも性交痛・排便痛・生理時の下痢・腰痛・下腹部の膨満感・不正出血・過多月経・不妊 など、いろいろな症状があります。 ただこれらの症状があっても子宮内膜症ではない場合もあります。 ◇生理痛は18歳の頃から始まりました。それ以降は毎月鎮痛剤を飲むように。他にも性交 痛・排便痛・生理時の下痢の症状もありました。私の場合は不妊も当てはまっていたよう です。 検査の方法 ■内診 内診によって癒着や硬結などの症状が確認できます。 ■経膣超音波(エコー) エコーによって子宮内膜症の周囲の癒着や、卵巣などの状態がよくわかります。 ■血液検査 卵巣ガンのチェックに使われるCA125という腫瘍マーカーを用います。 正常値35以下とされる数値が、子宮内膜症の人は高くなります。 ■CT・MRI エコーでチョコレート嚢腫瘍かそれ以外のものかが判断できない時などに行われることが あります。 ただ費用も高い上、設備の関係でどこの病院でもできる訳ではありません。 ■腹腔鏡検査 腹腔鏡とは内視鏡の一種で、全身麻酔をしておなかに小さな穴をあけ、そこから腹腔鏡を 入れて腹腔内をみます。 この腹腔鏡検査をして初めて「子宮内膜症である」と確定がされます。 不妊を伴う場合は、ぜひ受ける事をおすすめします。 ◇エコーでは卵巣チョコレート嚢腫がわかりました。血液検査でもCA125の結果が98と高い 数値がでました。 治療方法 ■薬物療法
■手術療法 腹腔鏡手術と開腹手術がありますが、最近は腹腔鏡手術が一般的です。 腹腔鏡手術とは全身麻酔をし、おなかに小さな穴をあけそこから腹腔鏡や器具を入れて 行われます。 他に卵巣チョコレート嚢腫の手術としてアルコール固定もあります。 これは嚢腫の内容物を吸引した後、アルコールを注入し壊死させます。 ◇リュープリン(1・88/注射)を4週に1度おなかに(コレが半端じゃなく痛い…)接種。その2ヶ月後に 卵巣アルコール固定を受ける。約6ヶ月の間生理を止め、その後に腹腔鏡手術(体験記はコチラ) 薬物治療の副作用 ■薬や個人によって違いますが、以下のことが現れる可能性があります。 頭痛・吐き気・体重増加・のぼせ・ほてり・にきび・性欲低下・肩こり・神経過敏・めまい など。 いずれも治療後数ヶ月で治ります。 ◇とにかく辛かったのはのぼせ・ほてりでした。寒いのに突然顔がかぁ〜っと暑くなり、汗が ダラダラ出てました。ほかの症状は特に感じなかったです。 |